
雇用形態をよく確認しておこう
運送ドライバーの求人に応募するときは、雇用形態をよく見ておくことが大切です。ドライバーは、その会社に雇用されて働くケースと業務委託のスタイルで仕事をするケースがあります。会社に雇用される場合は、通常は会社所有の車両を使って仕事をします。一方、業務委託の場合は、車両を自分で用意しなければならないケースが少なくありません。積み荷を運ぶのに適した車をもっていない場合は、会社から車両を貸与してもらうなど、何らかの方法で車を用意する必要があるわけです。このようなスタイルで働く場合、支払われる報酬から車のリース料などが引かれることが多いです。
ある程度稼いでいても、リース料などを毎回引かれると、報酬が思ったよりも少なくなってしまうかもしれません。
労働時間も要チェック
1日の労働時間も、応募時に確認しておきたい事項です。法律のルールに反する働き方を強いられる求人には、とくに注意をしましょう。トラックドライバーなどの運送ドライバーは、ともすると労働時間が一般の会社員よりも長くなってしまうことがあります。長距離輸送を担当するドライバーなどは、深夜から早朝の時間帯に仕事をしなければならないケースも多いです。1日の労働時間が13時間を超えるときや、求人に休憩時間に関するコメントが見当たらないときは、応募するのを慎重に判断したほうがよいかもしれませんね。
国では、ドライバーの労働時間の基準を1日13時間に定めています。繁忙期などの特別な事情があるときは16時間まで許容されることもありますが、日数に上限があります。また、ドライバーは4時間ごとに30分の休憩をとるのが決まりです。
運送業の求人には、現場で働くトラックドライバーはもちろんのこと、事務所内でドライバーの健康状態や業務の状況を把握する運行管理者もあります。